【第九話】地域建設会社がなぜ良いのか


 

今、地域密着型の地域建設会社が見直されています。雑誌には「優良建設会社をどうやって探すか」「良い建設会社・悪い建設会社の見分け方」などの記事がよく掲載されています。まるでフリーマーケットで、掘り出し物を探し出すように、自分達にあった業者を見つけ出したいと誰もが考えています。

 

なぜ、地域建設会社が見直されてきているのでしょうか。それは、大手ハウスメーカーの考える家づくりと、家を建てようと思う人達の考え方に大きなギャップができているからです。つまり大手ハウスメーカーの家は非常に高いのです。展示場で営業マンと予算の話をしたら、急に態度が変わり「後は自由に見て行ってください」と言われたり、「その金額では当社では無理ですね」または「近くに○○ホームがありますから、そちらで相談されたらいかがでしょうか」と言われてしまうこともあるでしょう。

 

大手ハウスメーカーの営業マンは「難しい人」と「お金が(潤沢に)無い人」は相手にしないのです。

 

そこへいくと、地域建設会社はどんなお客さんでも大切にします。至れり尽くせりとまではいきませんが、きちんと相談にのってくれることでしょう。

もともと地域建設会社はその名の通り地域密着型の仕事をしているので、お客様に対しては親身になってくれます。しかし、営業マンとしての訓練や、接客方法は勉強不足で、泥臭いところがあります。ですから、大手ハウスメーカーの営業マンと比べると、少し劣るように感じるかもしれません。

しかし、いいところも多くあります。それは、トラブルがあると、すぐに駆けつけてくれることです。

地域建設会社は仕事を請ける時、自分でアフターメンテナンスがきちんとできる範囲でなければ請け負いません。なぜならすぐに駆けつけられないからです。

 

主治医のように一生の付き合いを願っているので、丁寧なメンテナンスが期待できます。また「近い」ということがコストを抑える利点でもあります。

 

超簡単!信用できる地域建設会社の見分け方

 

信頼できる業者かどうか判断するためには、実際にその会社が建てた家や工事現場を見るのが一番です。それも工事現場の場合なら突然に行くことです。突然見学に行っても、気持ちよく対応してくれたり、現場がきれいに整頓されているかがポイントになります。

(工事現場はヘルメット着用であり、必ず事前に相談して下さい)

整理整頓がなされている会社では、お客様から預かった資材だということを良く知っています。一本の木でも大切にしていますし、ゴミの分別も徹底され「ゴミも資源のうち」という認識がなされています。

 

また、住宅の性能や品質、さらに完成後のメンテナンスの重要性を認識している業者は、そうした施主の気持ちを先取りしています。すでに入居者のいる住宅の見学会などを開催し、積極的に自社の住宅性能や実績をアピールしているのです。

(見学出来ない住宅もありますが)

広告で「おかげさまで○○棟達成」と大きく宣伝している会社があります。「私の会社はこれだけ実績があるのだ」と自慢しています。しかし家というものは、数を売っていればいいというものでもありません。あなた個人にとっては、何百棟・何千棟と、その会社が建てていようと関係ありません。大切なのは、その何百棟・何千棟の住宅の中でどのくらいの人が満足しているかです。

そして、クレームはどのくらいあるのか、そのクレームは全て解消されているのか。

これは大事な事なのです。そのことをきちんと説明できる会社は本物です。

 

次回はコンクリート住宅についてお伝えします。

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【第八話】意外にかかる新築住宅の水道光熱費


アパート住まいから、新築した家に引っ越すと、一ヵ月後に間違いなく驚くことがあります。それは、電気、水道などの光熱費が高い事です(最近では、きちんと省エネを考えて家を建てればそんな事にはなりませんが)。その原因は例えば照明器具を選ぶ時、暗い家は嫌だと必要以上の明るさの器具を取り付けたり、数を多くしたりすることにあります。

 

最初は「わー!明るい!」と喜ぶのですが、請求書を見て驚くことになります。アパートの時の何倍もの金額を支払うことになるからです。しかも、一生その金額を払い続けることになるのです。月々の返済に加え、大きな負担となってしまいます。その他に出費する、有料チャンネル、インターネット、スマホ等があります。「お父さんのお小遣いを削ってまわす」なんてことにもなりかねません。

 

現在の家づくりにおいては「生活に余計な負担がかからない」省エネ住宅をつくることが、後悔しない家づくりのポイントになります。「ケチケチ暮らせ」という意味ではありません。設計の段階で省エネを考えている会社が本物だということです。オプションではなく「標準仕様で、省エネで生活できる」という提案がなされている家が最新の家であり、お客様本位の家なのです。

 

もちろん見た目のデザインは重要です。しかし、家は言うまでもなく生活をする場、現実です。流行やイメージ、便利さばかりを追い求めるのは得策ではありません。デイリーコストや将来のライフサイクルコストを見据える事が大切です。

 

 

 

【第七話】成功する秘訣は見学会にある


 

あなたが家を建てようと決断したらまず、木造なのか、ツーバイフォーなのか、鉄骨なのか、鉄筋コンクリートなのか工法を決めなければなりません。それには各会社の現場見学会で、自分の望んでいる家はどの工法なのかを肌で感じ取ることです。

 

しかし、住宅メーカーやツーバーフォー業者は、建築中の見学会をあまりやりません。やはり貧弱な印象を受けるからでしょうか。コンクリート住宅は躯体が命ですから、建築中の現場を自信を持ってみせます。

 

コンクリート住宅の見学会へ行くと、本当にシェルターの中にいる感覚を受けます。火災、災害にも強く防犯にも優れているのはここからきているのです。想像してみてください。隣が火事の時、地震の時、急ぐ必要はありません。木や鉄等の家とどちらが安心でしょう。

 

また、ツーバイフォー工法は細い材木をベニヤで張り合わせて作っていきます。ひどい現場では雨の日、建築中の現場をみかけるとベニヤがびしょ濡れになっていて、ベニヤの接着剤は大丈夫だろうかと心配になる事があります。また、NHKでも報道された「シックハウス」で問題になったホルムアルデヒドは、ベニヤ板から多く放出されるのです。最近では、ホルムアルデヒドの問題はかなり多くの人に知られた為、以前よりはマシになっていると思いますが、それでも全ての企業において充分な対策が取られているかはまだ疑問が残ります。しっかりした換気計画が必要だと思います。

 

現場見学会を行わない業者を信用するのは禁物です。

 

あなたは結婚する前に奥さん、あるいはご主人の素顔を見ないで結婚を決めたでしょうか。

現場見学会は、家の素顔を見る機会なのです。見学会を頻繁に行っている会社は信用できます。見せられるということは、自社の仕事に自信を持っているということだからです。現場は第二のモデルハウスと言います。現場を見せないで契約しようとしている業者は要注意です。

 

車でも、ディーラーで試乗をするのです。三千円の服を買う時でさえ似合うかどうかあててみるはずです。私は1000円のポロシャツを買うのに、試着する人を知っています。たとえ店員さんがいやな顔をしようとも、自分でお金を払うのですから、納得のいくまでチェックするのは当然です。家づくりで失敗しないポイントも全く同じです。しかも、千円のポロシャツではなく、何千万円以上の「一世一代の買い物」をするのですから。

 

家づくりで失敗しない最大のポイントは、見学会に参加するか、しないかなのです。「どうせ見ても変わらんよ」と思う方は、後悔先にたたずのことわざ通りになってしまいます。必ず自分が希望する家と同程度の家を見せてもらってください。そこまでやってくれる業者は本物に違いありません。

 

見学会に参加する意味は他にもあります。何度も見学会に来ている人に対しては、業者も「あのお客は研究しているぞ」と最初から気を引き締めてかかります。私の経験からいうと、何も検討しないで「お任せするから」というお客様に限って後でトラブルが多いのです。なぜなら表面しか見ていないので、できたものに対して思っていたものと違うということが起きるからです。行きつけのレストランではないのですから、「お任せ」とか「いつものやつ」とか言わないで、自分自身が納得のいくまで見学し、質問をして下さい。

 

見学する時に大切なことは、質問することです。どんなにつまらないと思うことでも、知ったかぶりをしないで聞いて下さい。もし、その質問に担当者が答えられなかったら要注意です。

 


【第六話】現場の良し悪しは監督で決まる


 

思い出して下さい。サッカー、バレーボール、野球、といったスポーツも、映画や舞台といった文化活動等も全て「監督」と呼ばれている人が結果に対して全責任を負っています。家づくりにおいても全く同じです。現場を預かり責任を負うのは監督なのです。

 

欠陥住宅が多くなってきている原因の一つに監督の知識不足が挙げられます。本来監督は現場代理人といって、会社を代表する社長の代理なのです。それだけ責任の重い仕事です。

 

しかし、監督の仕事を軽く考えている会社が多いように思います。「監督なんてただの段取り屋さ、人の手配と資材の調達さえきちんとしてくれたらいいんだ」くらいにしか考えていません。営業第一になってしまっているのです。家は売り物で、営業マンさえ優秀なのがいればいい、「売って売って売りまくれ」という世界なのです。

私はとても疑問に思います。契約する意思を固めたら、是非あなたの大切な家を管理する監督を紹介してもらって下さい。そして、質問してみて下さい。

 

1.コンクリートの強度はどのくらいですか?

2.鉄筋の種類はなんですか?

3.工事の中でどこに気をつけて管理していますか?

 

この程度の質問でも答えられたらあなたは一安心です。任せられる監督です。

なぜなら監督が住宅に対する知識を持っているからです。後は、あなたの家を熱意をもって管理してくれるかどうかを見抜くだけです。手抜き工事と呼ばれているものの多くは、うっかりミスによるものです。そのうっかりミスを発見するのが監督の仕事なのです。ただ現場に来て、マニュアル通りにチェックしていくだけでは、うっかりミスの発見はできません。

 

もう一つ大切なことは、「資格を持っているか」です。

あなたの家を監督する人に、建築士または施工管理技士の免許を持っていますかと訊ねてください。なぜこんなことを言うのかというと、あまりにも素人の監督が多く、それが原因で欠陥や手抜きが発生しているからです。

 

もちろん資格を持っているか、持っていないか、だけでは監督の良し悪しは決められません。ではなぜ資格が必要なのかといえば、要は建築を学び知識を得ていることの一つの証明となるからです。それが最低限必要なことであり、大切なことなのです。

 

考えてみれば当たり前の事です。人の命や生活を支えていく家を監督するのですから、それなりの勉強をしなければならないのです。大きな責任と義務があるはずです。監督が力のない人間のとき、営業マンは「私がついていますから大丈夫です」と言うでしょう。

 

何が大丈夫なものですか…と思います。

その言葉を信じて泣いた家族を何家族も知っています。営業マンのただの決まり文句なのです。犬がワンと吠えるのと同じです。それしか言葉が無いから言うだけで、特に意味も重みもありません。

 

あなたの家を管理する監督の重要性を再確認してください。監督は、全ての責任を負って、あなたの家を管理し引き渡すのです。何度も言いますが、家づくりにおいて最も重要なのは、現場の作業です。大手プレハブメーカーはこう言うでしょう。

 

「住宅部材は工場生産なので、精度がよく安心です」

 

しかし、考えてみて下さい。どんなに高精度の部材も組み立てるのは人間です。たった一本ボルトを締め忘れた為に重大な問題になる事があるのです。しかも現場作業はその時々の気候に大きく左右されます。つまり、大手住宅メーカーでも、工務店でも、現場管理が家の良し悪しを決めるということなのです。

 

次回は「家づくりを成功させる秘訣 見学会」についてお伝えします。

お読みいただきありがとうございした。

 

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【第五話】良い住宅営業マン・悪い住宅営業マンの見分け方



 

営業マンの言葉に「私にお任せ下さい」「私を信用して下さい」という決め言葉があります。

しかし、本当に営業マンに全てを任せて大丈夫なのでしょうか。

 

家づくりというのは、得てして口約束が少なくありません。住宅建設業界においては、担当営業マンがいなくなったとたん、約束は終わりになってしいます。

「約束した!」と言ってみても「前任の○○は転勤しておりまして…」「○○は退職致しまして…」とお決まりの回答が返ってきます。

何故、そのような事が起こるかと言うと、広域に展開している大手ハウスメーカー等では、住宅営業マンは平均3年程で転勤もしくは退職していることが多いのです。

なぜ転勤や退職をするのでしょうか。それはクレーム処理を抱えきれない事が原因の一つです。抱えきれなかったお客様を切り捨ててしまうのです。契約するまでは、あれほど熱心に訪問してきた営業マンも転勤・退職となれば挨拶のはがき1枚でお別れとなってしまいます。

そこへいくと地域に根を下ろした建設会社は、社長はもちろん社員もほとんどが地元の人間です。次から次へと様々な地域を渡りあるくような人は少ないでしょう。

住宅購入者を対象としたアンケートによると、最終的に契約した理由のトップはやはり、「営業マンが信用できた」となっています。しかし、考えてみると住宅メーカーの営業マンは厳しい営業実習を受けています。お客様が「こう」言ったら「ああ」言え、「ここ」を指摘されたら「これ」を出せ、と応酬話法が事細かく決められているのです。

あなたが聞く事くらい、もう頭の中に入っていて、その質問をつぶしていくのは朝飯前なのです。あなたが何を質問してくるかなどはお見通しなのです。

もしあなたが営業マンより知識があり、質問攻めにしたら、営業マンはうっとうしくなり、「お客様、当社では対応できないので他のメーカーさんを検討されてはいかがでしょうか」と言われてしまうかも知れません。

住宅メーカーは、面倒なお客様を嫌い、相手にしたくないのです。もちろん、あなたはただ納得したいために色々な質問をしているだけなのに「面倒な客」と烙印を押されてしまうのです。

つまり営業マンは、お客様の夢をかなえることが目的ではなく、自社の商品を売る事が目的なのです。もちろん、仕事であり事業である以上、自社の商品を売る事は当然なのですが、顧客本位から大きく外れてしまっているのは問題です。

営業マンの仕事は釣りと同じです。広告宣伝で餌を撒き、モデルハウスで網を貼ります。網にかかりそこなった魚は、訪問で拾っていくのです。営業マンから見ると、あなたは魚なのです。

どうやって釣り上げようか、営業マンは日夜作戦を練っています。もしあなたが雑魚だと感じ取ったら、営業マンの態度は豹変します。連絡もDMもパタッと来なくなるでしょう。あなたにとっては「やれやれ」ですね。もしあながた鯛だったら、それはもう、至れり尽くせりのVIP待遇となるでしょう。そしてこんなことが起こります。

 



 

モデルハウスの見学を終え、買い物を済ませ家に帰ると玄関に人影が。見ると、営業マンがにこやかに「お帰りなさい」と声をかけてくるのです。こうして、釣った魚(あなた)の料理が始まるのです。

もしあなたが、住宅メーカーの営業スタイルに疲れたら、地元建設会社に出かけてみて下さい。違った発見があるかも知れません。

繰り返しますが、地元建設会社は地域に根差して商売をしています。そこで働く社員達もお客様1人1人との関わり合いを大切にしたいと思っているのです。

【良い営業マンの見分け方】

一.他社の悪口を言わない人。

もし契約を断られても、自分の何がいけなかったのかを反省する人です。断られたとたん、態度が急変し不機嫌そうにしたり、泣き落としをする営業マンは論外です。

 

二.お施主様の家づくりに対する夢を本気になって聞いてくれる人。そしてその夢を必死になって叶えようとする人。

 

では、悪い営業マンに見分け方は?・・・あえて言いません。

 

お読みいただきありがとうございました。次回は現場監督の事についてお伝えします。水上建設のホームページはこちらから

 

 

 

 

【第四話】フランチャイズの住宅メーカーについて



フランチャイズの住宅メーカーの名前をよく耳にするようになりました。

 

フランチャイズと単独の建設会社と、何がどう違うのか一般の方にはよくわかりませんよね。

一時期は、低価格で非常にお買い得感が高いように見せかけて、実際に店舗や展示場に行って見たら、雨戸も、網戸も、洗浄トイレもオプションという本体価格を安くみせかけてオプションで利益をあげる商法が横行していました。

さすがに最近は、雨戸や網戸もオプションという事は無いと思いますが、本当に最小限で見た目を安く表示して、工事が進んだ段階で「これは見積外です」「これはオプションです」というように最終段階で思いがけない金額になったという体験談は今でも耳にします。

フランチャイズの加盟工務店は、それがフランチャイズ方式と教え込まれ、高い契約金とテリトリー料金(エリア毎に権利を買う)、ロイヤリティの支払い義務に追われて、やめるにやめられないというのが現実のようです。

フランチャイズに加入している会社は、設備業者であったり、不動産業者であったり、建設業ではない異業種の企業を基にした方々も多く見受けられます。

その為、建築のプロでは考えられないすばらしい発想を持つ反面、目を疑いたくなるような現場に遭遇するのも事実です。

あくまで「一部」ではありますが、建築業を「人生や人の命に関わる仕事」ではなく単なる商売としてしか考えていない異業種転入組の方々の中には、目を覆いたくなるような非常識な工事を平気で行っている事があり、そのような現場を目にすることがあります。

(もちろん、経験ある建築士が施工管理をしている会社ならそのような事はありません)

フランチャイズも大手ハウスメーカーと同じで、全国統一仕様、統一価格なのは何故でしょう。

地元密着の工務店ならば、勉強して地元で喜ばれる家づくりをすべき…と私は思います。

本部が、メーカー商品を指定して、バックマージンを吸い上げた残りの資金でお客様が喜ぶ家を建てられるのでしょうか?

 

フランチャイズに入ったら儲かると言われて、入ってみたら儲かるのは本部であって個々の会社はあまり得をしないシステムである事を知り、力をつけた会社はフランチャイズをやめて独自の道を歩むことも多いようです。

 

次回は「良い営業マン・悪い営業マンの見分け方」をお伝え致します。

 

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【第三話】お客様には知らされない、ブランド住宅の価格の仕組み



 

こんにちは。水上建設広報です。

今回は、お客様には知らされないブランド住宅(ハウスメーカー)の価格の仕組みをお伝えします。

 

皆さんも、テレビを見ているとよく「○○○ホーム~♪」「○○○ハウス~ ♪」

「○○○の家!」と言ったフレーズがコマーシャルから聞こえてくるのをご存知かと思います。

 

実際、ハウスメーカーの豪華な住宅のコマーシャルがテレビで放送されない日はありません。

 

世界の住宅産業の中で大手の住宅メーカーが存在する国は我が国だけです。大手某社の住宅直接原価(住宅を造る直接のコスト)は販売価格の35%だそうです。

 

売値3000万円の住宅の原価は1050万円だと聞いて驚く方も多いのではないでしょうか?大手ハウスメーカーは、住宅の総合展示場に高額な家賃を払って、数多くのセールスマンを配置して、大きくて立派な展示住宅を造っています。

実は、住宅展示場の多くは新聞社が主催しています。そしてハウスメーカーに出店してもらい、家賃をとって運営しています。

場所によっては月々の家賃が何百万もする人気の場所もあるようです。

地元の工務店が出店するケースも多く、出店するだけで多くのコストがかかり、通常の販売価格では採算が合わない為、坪単価で8~10万円位アップして住宅の販売価格を設定しています。

通常45万円の家を造っていた工務店が、総合住宅展示場に入った場合、坪あたり 55万円の価格となるわけです。

大手と違って、商品の魅力やブランド力、コストの削減に成功せず消滅した工務店や、総合住宅展示場から撤退した住宅会社をご存知の方も多いと思います。

総合住宅展示場に出店するとコストがかかるため、ハウスメーカーの中には、お宅の資金計画は大丈夫ですか?と、価格が高いことをウリにしているところもあるようです。

現在、大手ハウスメーカーの住宅が価格に見合う高い材料を使っているのかという話は別にしても、日本の歴史の中で同じような住宅でも価格差を容認する文化、風習を知ることができます。

とある口の悪い人(笑)が、「ハウスメーカーは実際より安い材料を使って見栄えをよくして、素人に高いものを売りつけている」と言っていましたが、価格は別としてデザインには素晴らしいものがあるとは思います。

ハウスメーカーのブランド住宅を購入する事を考えている方は、価格よりはブランド、デザインを気に入って決められる方が多いようです。

逆にいえば、ブランドやデザインにこだわりが無いようであれば、ハウスメーカーの住宅は割高ですから、自分にとって何が大事なのかを見極めて会社を決める事をおすすめします。

 

次回はフランチャイズの住宅メーカーについてお伝えします。

 

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【第二話】「頭金なしで購入できます」は本当か



こんにちは。水上建設広報です。

今回は、頭金なしで家を買う事について、注意する点をお伝えします。

【「頭金なしで購入できます」は本当か】

モデルハウスの営業マンが、家を買おうか悩んでいるあなたを買う気にさせるとっておきの一言があります。

それは、「頭金なしで購入できます」という言葉です。

この一言で、多くの人は気持ちが揺れ動きます。

 

一般的に自己資金は、建築資金の二割必要と言われていますが、「何百万もの頭金が要らなければ家は買える」と、そう考える人は少なくないです。

 

しかし、改めてきちんと考えてみると頭金がなければ当然月々のローンの支払いは多くなります。「30年ローン」で返済したいと思っていても、「35年ローン」を組まなければならなくなります。仮に40歳で建てたとしたら、なんと返済完了時には75歳になってしまうのです。

目先の夢をかなえるために一生返済に苦しまなくてはなりません。

それが果たして幸せな家づくりでしょうか。また、あなたが病気にならないとも限りません。その時はどうやってお金を工面するのでしょうか?

万が一のことを考えて、支払が可能かどうか、もう一度見極めることが大切です。

もう一つ、営業マンにはとっておきの一言があります。最近、様々な広告で皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。

それは「家賃並みの金額で一戸建てが買えます」という言葉です。

確かに今は金利が安く、多少の頭金させあれば35年ローンで家を買う事は可能です。しかし、「家賃並み」というのは「ボーナス時返済」を含んでいないことが多いのです。

つまり月々のローンを少なくして、多額のボーナス返済を組み込んであったりするのです。このご時世、ボーナス無しという事もあり得ますから、返済の当てにすべきではありません。

もちろん、このブログをお読みのあなたも当然頭では理解している事でしょう。しかしつい、営業マンの巧みな言葉に「やってみよう」という気持ちにさせられるのです。上手い話には裏があると思って下さい。

 

家を買うと決めた人は「毎月家賃を払うなら、その金額でローンを払っていけば、家は財産として残る」と思い込んで自分のしたことを正当化したくなります。そんな心理に付け入り、ボーナス時の加算額がかなりの金額にもかかわらず、毎月の返済を低く抑えて、納得させる手法は考えものです。

「最大の長期ローンでなければ、家など一生持てない」と、あなたは考えているかも知れません。しかし実際にはそんなことはありません。外観の見た目に見栄を張ったり、必要のない設備に無駄なお金を使わなければ、意外と安くできるものです。

 



 

【本体価格と引渡し価格】

消費者と住宅メーカーでは、坪単価の意味が異なります。消費者にとっての建築費は勿論、建築工事に関する全ての費用を意味します。つまり「引渡し価格」です。しかし、住宅メーカーにとっての建築費は違います。建物の本体を建てる「本体価格」という意味合いが強いのです。

消費者のイメージする建築費と同じにするには、この本体価格にオプション工事費をプラスしなければなりません。オプション工事とは、出窓、照明器具、カーテン等のことです。そして、それらに外回りの付帯設備工事費及び経費がプラスされるのです。その合計があなたの引渡し価格となるのです。

【経費のトリック】

見積書を見ると最後のほうに、経費一式〇〇〇万円とあります。経費とは、営業マンの人件費であったり、会社を運営していくための資金であったりします。工務店の経費は、平均10パーセント、住宅メーカーやフランチャイズの経費は3~5%です。

ここで注意しなければならないことがあります。見積書に経費という項目がなく、あたかも「経費はサービス?」「見積り金額が安い!」と思わせ、その実経費は他の書類にすりかえている場合があるのです。

消費者が住宅ローンを組む場合、住宅会社は、資金計画書又は工事計画書と呼ばれる書類を出します。見積書に経費という項目がなくても、資金計画書のほうに移し替えていることがあります。次のことに注意して、書類を入念に調べて下さい。

一 見積書、資金計画書を見比べて経費の項目をチェックする。

二 仕様書、図面、見積書の三点セットを必ず提出してもらう。

 

次回は 有名メーカー・ブランド住宅の知らされない価格の仕組みについてお伝えします。

 

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【第一話】モデルハウスに惑わされない五つのポイント―失敗しない家づくりの為に



 

失敗しない家づくりの為に

 

水上建設広報です。これから、失敗しない家づくりの為に気を付けるべき事を数回にわたりお伝えします。

家をつくるという事は、家族の夢であり人生最大のミッションでもあります。

本来楽しいはずの家づくりなのですが「家をつくろう」と決断した時、様々な問題や困難が立ちはだかります。例えばこんな事です。

1.どんな家をつくるのか

2.誰に頼むか

3.資金は問題無いか

4.欠陥住宅を掴まされないか心配

こういった、心配や問題をクリアしていざ建築が始っても「手抜きされていないか」「打合せした内容と違う」など数々の不安が再び頭の中をよぎります。

「本当にこの会社に頼んでよかったのか?」「もっと安くできたのでは?」といった様々な思いが交錯して、疑心暗鬼に陥ってしまうのです。

また、こんな声もよく聞きます。「契約までは営業マンが懇切丁寧だったのに、契約したとたんに冷たくなった。何か頼むと、『それは別途費用がかかりますけどよろしいですか?』と言われてしまい、手のひらを返したように態度が変わった。いったいどういう事(怒)」

こんな事が起こると「家族の幸せの為の家づくり」が、家族の争いの種になりかねません。そうならない為に、急いで契約せずにじっくり考えてから契約する事をおすすめします。

 

何故、家造りに失敗する人が多いのか、どうしたら家づくりに成功するのか。その違いはどこにあるのか。

 



 

今回はまず一つ目

モデルハウスに惑わされない五つのポイント

をお伝えします

 

【ポイント1】 驚いてはいけない

 

玄関に入るとすぐに「ワァー広い!」と思われるはずです。しかし、これはお客様にそう思ってもらう為にわざと広く造ってあるのです。

一般の家庭では、玄関は大きくても2メートル×2メートルくらいです。普通の家であんな玄関はなかなか造れません。まず玄関で驚かせるのが住宅メーカーの作戦なのです。ここで驚いてしまうと営業マンの思うつぼですから、「わざと大きく造ってある」という事を意識して、あまり驚かないで下さい。

 

【ポイント2】 ワクワクせずに厳しい目で

 

玄関に入ってそのままリビングに行き、そこで「ステキな応接セット」「カーテンが可愛い」とワクワクしたら、このブログを思い出して冷静になりましょう。

上記の様に、「計算された目を惹く部分」ばかり見ていると、本当にチェックしなければならない箇所を見落としてしまいます。モデルハウスは別名、「大人のディズニーランド」とも言われています。

モデルハウスはそれくらい、楽しく夢のあるつくりにしてあるのです。そういった工夫は企業努力の賜物ですが、失敗しない家づくりの為には厳しい目で確認していく事が必要です。

 

【ポイント3】 標準仕様とオプションの確認を

 

モデルハウスを見学して困るのは目移りです。全てのものが良く見えてしまい、自分がその家に住んだ状況を想像してしまうのです。想像するのは自由ですが現実とのギャップに気づいたとき、家づくりをあきらめてしまう方も多いのです。

モデルハウスは、住宅メーカーが自社のPRのために建てたもので、坪数も大きく立派な家ばかりです。その多くに、標準仕様以外のオプション工事が多数含まれています。

標準仕様はどこまでなのか、オプション工事オプションはどれなのか、よく質問してみて下さい。質問したら「ほとんどがオプションです」という事もあり得ます。

 

【ポイント4】 広く感じさせるテクニックにだまされない

 

モデルハウスにはいくつかのテクニックが使われています。例えば、居間にテレビがない、ソファーが半分のセットしか置かれていない…etc

できるだけ広く見えるように様々なテクニックを駆使しています。

子供部屋やベッドルームの家具はミニチュアサイズのものを特注で制作しているという話まであります。

このブログを読んでいる貴方は、しばらくリビングで、テレビがある常態や完全なソファー、食卓が入っているといった実際に住んだら置かれるであろう家具などをじっくり想像してみて下さい。本当に使える空間が理解できるはずです。

 

【ポイント5】 年収以上の設備器具に惑わされない

 

最新のキッチン、ユニットバス等、モデルハウスには最高の設備器具が入っています。キッチン300万円、ユニットバス300万円、併せて600万円です。

これは平均的なサラリーマンの年収を上回る金額です。しかし、契約してプランが進み、仕様を決める段階になると、モデルハウスの設備よりも何ランクも下の普及タイプの設備になってしまいます。

モデルハウスの家具やインテリアが素敵なのは当然です。プロのコーディネーターが多額の予算を惜しみなく使って買い揃えるのですから。少しでもセンスのいい家具を配置してモデルハウスを良く見せようとしているのです。しかし、そこには生活感も現実感もありません。

初めて家を建てる人(ほとんどの人は初めてですよね)は住宅メーカーの術中に嵌ってしまうのです。素敵なインテリアに目を奪われるのは仕方ありませんが、このブログをお読みの方は「家を建てる」のが目的であって「家具を買う」のは後の話ですよね。

自分の生活に本当に必要なものは何か?どこにお金をかけるべきか?しっかりと見極める事をお勧めします。そうすれば、年収以上のキッチンやユニットバスに目がくらんで無駄な出費をしてしまうような、「失敗する家づくり」を防ぐことができます。

 

次回は頭金なしの購入についてお伝え致します。最後までお読みいただきありがとうございました。

水上建設が今まで建てた実物の写真を集めた「施工事例←(クリックでリンク先に移動します)も是非ご覧ください

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